不登校のあなたへ-タロット一枚引きによるメッセージ

※マルセイユ・タロット教室ブログからのアーカイブです 🌞 Ⅰ魔術師 / Le Bateleur / Il Bagatto  生きるためのスキルは、むしろ学校以外のところで身に着けられるものかも。ある意味ラッキーなポジションにいることを大いに活用して。今気になるものには、片っ端から手をつけて。自分にはコレ!ってものに出会うまで。   🌛 II女教皇 / La Papesse / La Papessa 問題の本質は「孤独」なのかも。学校に居ても、行かなくても、、そう、人間は皆ひとりで生まれ、死んでいく。「孤独」に向き合うことができる人になることは大切なこと。そういう人にしかできない役割や仕事があなたを待っているみたいです。   🌑 III女帝 / L’Impératrice / L’Imperatrice そもそも中近世の貴族社会に学校はなく、自宅学習するのが世の習いでした。落ち着いて安心できる場所で学ぶだけのこと。文部省指定の教科書にこだわらず、美やアート、モノづくりの術も。やりたいことに貪欲になって吉。   🌒 IV皇帝 / L’Empereur / L’Imperatore どこに居たっていい、まずはひとりの人間として成長しよう。やがては、あなたも人の親になるときがくるかもしれない。そういうとき求められるのは責任感だ。学歴なんかじゃない。必ず家の手伝いはするとか自分を管理しながら過ごせたなら、大きく成長できそうだ!   🌓 V教皇 / Le Pape / Il Papa 人を導くことに興味はないかな?悩んで、乗り越えたことがある人に、できるサポートというものがある。社会の中で制度というものの橋渡しをする仕事、スクールカウンセラーなど目指すのもよさそう。高等学校卒業程度認定試験を視野に入れては!   🌔 VI愛・恋する人 / L’Amoureux / Gli Amanti 何ごとも経験だ。学校なんてわきにおいて、好きなことをどんどんやっていこう。趣味でも何でもあっちもこっちもと、ただフラッと小旅行に出るのもいい。その時その時、何を感じたのか、そこが重要だ。ひとつひとつの感覚が、大切な明確な答えに続いていくよ。 […]

マルセイユ・タロットが伝える「氏より育ち」

幼児期の重要性 フランスのみならず、古いヨーロッパ社会では大抵の家庭に乳母が召し抱えられており、子どものしつけを任されていました。 いわゆる幼児期という、1歳から小学校に入学するまでの時期の重要性を伝える札がこのアルカナです。 人はどこの誰に育てられようとも、自ずと成長し、まずは物心(ものごころ)というものを発達させます。 すなわち、分別がつくようになる、物ごとのよしあし、善悪、道理をわきまえるようになるものです。 幼児期を通過しながら、やっていいこととわるいこと、人として大切なこと、世の中の色々なことを徐々に理解していくものです。 野生の動物とは異なり、秩序ある暮らしを求め、その中でこそ安心できることを本能的に学ぶのが人間でもある。幼児期において、人はある種の本能的な知恵を発動させているのだと、ゆえに人間の本質を察知し「正しい行動」が理解できるのだと言う考え方もできるでしょう。 後述します社会的な秩序を象徴するアルカナ「教皇」とのペアリングが推奨されている「女教皇」であるという点も、マルセイユ・タロットならではの特徴で、理解の範ちゅうとなるところです。「教皇」が象徴するのは社会性という地域性によって異なる秩序とルールですが、「女教皇」が示すのはよりもっと内面的な、人間であれば国籍や時代を超えた共通の意識であり、ルールのようなものです。 いわゆる人としての「当たり前」、地域によらない人道的な、いわば人としての本能的なあらゆる国に通じる法律というものがあるでしょう。道徳と言ってもよいのでしょう。 彼女が手にしている書物は、「アカシックレコード」「秘密教義」だとも言われてきましたが、これは「全人類のための教え」で、年齢、性別、肌の色を問わず、人にとって大切な事柄が網羅されている普遍的であるはずのものです。これを伝授することが女教皇の最大の役割であり、彼女こそが宇宙の律法書なのです。 マルセイユ・タロット教室 P.27   親の存在次第で、スタートラインが違うとしても・・・名家に生まれたとしても、やはり「氏より育ち」。 自ずと分別をつけ、物ごとのよしあし、善悪、道理をわきまえることができるのであれば、人生のレースに何の支障があろうかと、この札はきびしいながらも温かい視線をあなたに送って出ているようなものです。   ※「氏より育ち」ということわざ 江戸時代から使われている表現で、人の人格や能力は家柄よりも育った環境や教育によって形成されるという考え方を示しています。 この言葉が最初に登場したのは、1707年頃に作られた浄瑠璃作品『丹波与作待夜の小室節』の中で、登場人物の特徴を説明する際に使われたとされています。また、京いろはかるたにも収録されており、広く知られるようになりました。   このことわざの背景には、古代日本の社会構造が関係しています。かつては家柄や氏族が重視されていましたが、次第に教育や育成の重要性が認識されるようになり、「氏より育ち」という価値観が生まれました。これは、個人の努力や経験が人生を左右するという考え方を反映しています。 同じように育ちや環境の重要性を強調するものがいくつかあります。 「鳶が鷹を生む」 平凡な親から優れた子供が生まれることを指します。家柄よりも育ちや才能が重要であるという考え方に通じます。 「馬子にも衣装」 どんな人でも環境や装いによって立派に見えることを意味します。育ちや教育が人を形作るという考え方と関連しています。 「人は見かけによらぬもの」 外見や出自だけでは、その人の本質は分からないという意味です。育ちや経験が重要であることを示唆しています。   もっと言えば「氏より自分自身」 「三つ子の魂百まで」という、幼い頃の性格や習慣は、大人になっても変わらず影響が長く続くことを示すことわざにも通じるところでもあるでしょう。 多くの人にとって無自覚かつ、記憶に残らぬままに、その後の人生を左右するほどに重要な人格、その中核的な要素を、マルセイユ・タロットの図柄は「女教皇」で示しています。 この札が逆位置で出るのなら、少々ひずみが生じている可能性があります。意識の上で分別がなくなっているのか、ものごとが道理を欠いている状況下に置かれているということもあるでしょう。心と身体のバランスを欠いているとき、独善におちいっているときによく出る札でもあります。そもそも善悪の定義などは信仰するものによって真逆になることもあるものです。 いずれにしても、この札を引いた人がわるいと言って出ているのではありません。 人の人格形成においては、「自己責任」で片づけられるものではないのです。 さりとて、どうしようもない過去を恨んでも、時計の針を巻き戻して過去にさかのぼることはできません。 思い出したくない過去にフタをしたところで一生ついてまわる過去なのだから、どんなに辛く、悲しい体験だろうとも一度向き合い、自分なりの決着をつけるということが大いにその人の役に立つ、といったことも忘れないでいただきたいこと― 過去の積み重ねで今があり、ここからまた何をどう積み重ねるかで将来が変わってくるのです。 長い人生の中で、一時期立ち止まり、自身の生い立ちや幼児期に立ち返る時間をもつ意義をぜひとも見出していただきたいものです。   深い自己理解 「自分自身を見つめ直す」とよく言われますね、「今の自分がどうしてこうなっているのか過去を振り返る」ということになります。 問題にぶつかったときの根本的な解決の仕方の一つでもあり、その過去を振り返るというところで、どこまでさかのぼるのか、その時その時の時期が論点かとも思われますが、徹底的に深く見つめなおすとなれば、やはり「出自(しゅつじ)」にさかのぼるというのが心理学的にも常道です。 なぜ、過去のさかのぼると、根本的な解決になるのでしょうか? 私たち自身の感情や思考パターンを整理できれば、また新たな自分で、再度スタートを切ることができるからです。 ただ単に再スタートを切ることは簡単です。ですが、同じあなたであれば、また同じつまづきが待っていることは大いに推測がつくことであり、道を変えても、なおもループのように「またか」と人生の旅路が停滞することはよくあることなのです。 ここで小手先の「自分を変えてみる」ことほど、おススメしないものはありません。たとえば、猪突猛進な牡羊座の方が、なまじ調和と平和なムードを大切にしながら周囲の皆とうまくやろうとしたところで、結果自己嫌悪におちいるだけかもしれません。 あなたはあなたの本質のままでいい。ただその感情や思考パターン、それがどこからきたものなのかをまず理解しよう。 通常人は多く、自身をコントロールしながら生きています。その司令塔の影の黒幕、深層心理に居るのが幼児期の私たちなのですね。 言動のどこからそれが来ているものなのか、心の奥の発動先に到達したときに、真の理解が生まれます。 どうしてこうなったのか、そんなことがあったんだね、だからこんな風に反応するんだね、嫌なんだね、悲しくなるんだね、好きになるんだね・・・そんな風に、幼児を包み込み理解を示す乳母のように、あなたがあなたを抱きしめてあげられるのです。 これまで一定になっていた自身の反応に変化が生まれます。おのずと、受け止め方、受け入れ方、否定を肯定にとまではいかなくても、ニュアンスが変わってきます。言動にゆとりが生まれます。 そうカンタンに傷つくこともなくなります。落ち込むあなた自身を、強くサポートすることもできるようになり、キャパシティに深みと広がりが期待できるのです。 本当に、感動的な変化を、人は人生で体験するものなのだと―タロットの展開を通して、依頼者が深い自己理解と心の癒しにつながった一例もぜひとも紹介してまいりたいものです。   より重要な女性の諸力 […]

マルセイユ・タロットが伝える「あなたとは誰なのか」

  フランスの親方たちの伝統 タロットのみならず、占いをする時点で、大なり小なり人生という大きな航海の中でかじを取りあぐねているようなイメージがあるでしょうか。 占いの使用においては、マルセイユ・タロットがもつメッセージに「答えはあなたの魂にゆだねよ」というものがあります。 ドダルの親方のタロットの解説書では、肉体というデバイスが機能不全におちいっているその時に、デバイスを借りて存在している魂について、より一層意識を及ばせてみようという提案がなされています。 もう一度、その状況に至ってしまったことを振り返り、「あなたが誰で、どこへ行こうとしている人なのか」、あなた自身を取り戻すための道具がこのタロットなんだと。 マルセイユ・タロットが盛んに生産されていたフランスでは、中世期には二千万人を越えていた人口が、黒死病ペストの影響により半数近くにまで激減したとのこと。近世に入っても17世紀はなかなか回復せず伸び悩んだ時代でした。そして総人口の90%を占めるのが農民でした。領主からの圧力に耐えつつ、1789年の革命へと反逆のエネルギーはすでにほとばしりを見せていたのではないでしょうか。 以下、今回は当時近世フランスの時代背景とともにお伝えしてまいります。   5人中4人が農民という近世フランス 近世フランス社会では、都市部に住まうのは全人口の約10%ほど。最大の都市と言われたパリに集中していたのです。 現存する最古のマルセイユ・タロットの親方として知られるジャン・ノブレはパリに工房を構え、富裕層を顧客に仕事をしていた存在です。 まるで今の日本のように、こういった都市部は独身者が多く出生率は低く、農村部から人口ともども労働力を流入させては搾取を行っていたようなものだったとも語られています。 病気や医療不足で、当時のフランスは子どもの死亡率が急騰しており、人口減少を懸念しながらなんとか子どもの存命率を高めようとする意識が強まっていました。 女性であれば結婚し子どもを産むことが望まれ、妊娠出産にまつわるおまじないや儀式が流行した時代でもありました。ただ妊娠するだけではなく、無事に出産し、なおかつ健康的な男児を育ててこそ、女性が女性として認められるような社会だったのです。しかしやがて女児も婚姻関係によって実家と嫁ぎ先の双方にメリットをもたらすことで次第に歓迎されるようになるのは日本の文化と同様です。 分娩はひとりの女性のことではなく、近隣の女性たちが助産婦として関わり、老若男女が見物できる一大イベントと化していたというので驚きです。 立ち合いに集まった多くの人たちの目前で女性は出産せねばならず、それが宮廷でも然りだったのです。かのマリー・アントワネットでさえも分娩室の扉は開かれたままで、彼女が子供を生み出す瞬間を見ようと屋敷内では家具によじのぼる貴族さえいたという記述が史書に残されています。分娩のスタイルが椅子に座ってなされるものだったため、ドレスのスカートが大いに役立ったことでしょう。 1700年代初頭の新生児の生存率は決して高くはなく、4人に1人が1歳未満で死亡していたという記録があります。 上流階級の女性たちが乳児のために乳母を雇うのは慣習でしたが、農村部や労働階級の女性たちも産後すぐに働かなくてはならないことから、乳母を探すか、自分で育てられない子どもを里親に出すということもひんぱんで、やがては捨て子も急増。パリには里親あっせん所の他に、いわゆる赤ちゃんポスト、捨て子専用の施設がまたたくまに増設されていきました。 質の悪い乳母のもとに里子に出されれば、そこで命を落とすことになり、運よく(?)生存できたとしても、病人や浮浪者とともに収容施設に送られ、劣悪な環境下で病死、または動物におそわれることなどもあり、運がよいのかわるいのやらです。 生き残ったごく一部の子どもたちは14歳になると商家の職人見習いや使用人として引き取られていったとのこと。中には豊かな家庭の養子になり学者にまでのぼりつめた存在もいますが特例で、結局は「捨て子」=「子殺し」だろうという一般認識にあって、社会では厳重に捨て子は禁じられていました。 こと女子については使用人として採用されるも、雇われた主人の家で妊娠させられ、冷たく解雇されるなんて話がフランス社会ではごまんとあったとのこと・・・悲惨の極みです。 日本の「奉公人」 日本にも「奉公/ほうこう」ということばがあり、wikipediaによれば「奉公(ほうこう)とは、国家や朝廷のために一身をささげて尽くすこと。転じて、特定の主君・主人のために尽くすことも指す。」 今NHKの大河ドラマ「べらぼう」でも、捨て子だった主人公が、遊郭を営む一家に引き取られて、養子とまではいかないけれども実子の兄もいるし、立ち位置はほぼ奉公人とう一人の青年が主人公です。 少々古いですが1983年朝の連続テレビ小説、いわゆる朝ドラ「おしん」では貧しい家庭からほぼ人身売買扱いで、他家に使用人として差し出された主人公の生涯が描かれたりと、よくよく時代劇には「奉公人」が登場していますが、似たような歴史の背景がありそうです。 こんな時代に生まれていたらとぞっとしてしまいます。   「ガチャ」を乗り越えて! 家庭の事情で里子に出されたり、捨てられたり、どこにどう働きに出されるかで、一生が決まってしまう―いえ、実際は、それはもう里子ではなくとも実子であろうが、残酷な虐待を受けて育ったという人の話は枚挙にいとまがありませんね。精神的にも肉体的にも、悲惨な児童虐待の実話が古今東西に散見されています。 いわゆる「ガチャ」ですね、家ガチャ、親ガチャ―永遠のテーマであることに、向き合ってまいりましょう。 先に取り上げました「魂の札=「愚者」=肉体に入る前の魂の札を何度でも再考してまいりましょう。 どんな肉体に入って生まれ出るかは、誰もがコントロールしうるところではなく、ここが第一関門というわけです。 そして生まれ出た環境から、今日に至る連続性の中で、今の環境をまずは生かすことなのでしょう。今ここで何ができるか、答えはその一点に尽きるのでしょう。 NHKのまた別のドラマ「あきない世傳 金と銀」で使用人だった女性=いわゆる女中のひとりが、商家の息子の嫁に抜擢されるというシナリオのドラマを地上波でやっていたんですね、(どうしちゃったんでしょう、今NHKで奉公者オンパレードも何かの波なのかもしれませんが)「女中は一生鍋の底をみがいて終わるんだ」という女中さんのひとりのことばがどこかチクリと胸に刺さりました。そしてでもその女中さんが決して後ろ向きではなかったことに、光を見ました。 どこにどう奉公するか、まさに運が左右するところです。しかしそうやって運を意識していると、案外と守られ、想像もしないところに流されていったりするものなんですよね、多くの人が肌で感じていることでしょう。運とかツキってあるものです。   奉公人には奉公人の輝かしいチャンスが、人には人の、かけがえのないその人それぞれの幸せがある。 女王だろうが女中だろうが、「幸せ!」そう実感できる生き方が大切だって、マルセイユ・タロットを通じて人生に向き合うと、常にそんな人生哲学がわきあがるのです。生まれやカネじゃないという。   自分自身という存在の奇跡を大切にしましょう。今ここにこうしていられることがもう奇跡なのです。 同時に、自分自身を大切にしている人は、他人のことも同じように大切にできます―ここは言葉でいうほどたやすいことではない、難しい段階かもしれません。 ですが原理としては、自分を大切にできなければ、他人も大切にできません。自分だけ大切にするのは、問題かもしれませんが、でも、大切にできないよりはましです。人生で行き詰ったとき、つまづいたときにこそ、まずは、自分自身に集中しよう。   卜術よりも命術という考え方 そういうときは卜術よりも命術かもしれません。 あなたの魂が、あなたの肉体を得て、そしてひとりの人間として生誕した、その記念すべき生年月日を用いる命術があります。 「あなた」を象徴するあなたの誕生日=生年月日という数値は占術で最重要視するものと言っても過言ではありません。 いずれにしても、もっともっと、占術にたずさわる人間は、「生まれる」ということ自体に敏感でありたいものです。 二度とないその日に生まれた、唯一無二のあなた自身を、他の人たちのことも、本当の意味で大事にしていただきたいと。      

P.32 練習問題の解説Trial2とAnswer&Point

【国書刊行会】「マルセイユ・タロット教室」に掲載されている練習問題を読んでみましょう。 練習問題は、「架空の相談者」からの相談です。架空とは言え、解釈の導き出しにより、アルカナを理解できるという着地点を踏まえたオリジナルかつスペシャルな相談内容です。 たとえばタロット鑑定を行うにあたっては、まず相談のタイプを見極めていただくことも大切なのです。 まずはいっしょに読んでまいりましょう。   Trial2……次の相談を読み、質問に答えましょう。 Bさん(男性、18歳、高校在学中)からの相談です。 「夏休みに入って、ファミレスでアルバイトを始めて2週間になります。仲間もできてバイト自体は楽しいのですが、水をこぼしたり食器を割ったりとミスが多いのです。昨日は注文を取り違えたうえに、コーヒーをこぼして、お客の服を汚してしまいました。店長から次にミスをしたらやめてもらうと言われました。かなり店長の当たりがきつく、このまま続けられるか不安です」   高校生さんのご相談、しかも夏休み! しかし3年生ともなれば、楽しいばかりではない夏休みにあって、バイトで落ち込んでいるBさん。んなんだったら辞めて勉強に集中しようかな、みたいなところもあるでしょうし、でも当のBさん以外にも、具体的に「仲間」「店長」も登場してきていますね、とくに後半のくだりは、「店長との確執」もテーマになっているみたい。相談の中にどういう登場人物がいるのかはとっても重要ですよ。 また、こういったニュアンスのご相談だと、要は「バイトをやめた方がいいですか?」的に二者択一をぶつけてくる相談者もいるかと思います。そういうタイプの相談はまた追ってということで。 今回はご相談者さんは明確に「このまま続けられますか?」「これからどうなりますか?」と今後の成り行きを明確に問うてもいませんね。 通常は、それを問うタイプの相談のほうが多いかもしれませんが、うーん、経験上は、こういう気持ちのモヤり感を訴えて来られるタイプも負けず劣らず多いかと。 スッキリしない不安感を訴えかけてこられていらっしゃり、占的の立て方もバリエーションが広がるところではありますが、やはり定番おススメの占的、アドバイス志向でいってみました。 さて書籍の練習問題の「Q」=Question、即ち「問い」を引き続き読んでいきましょう。   Q……「Bさんは今ここでアルバイトをやめるべきか否か、Bさんを含めた周りのみんなのために取るべき行動は?」 という占的に対して、出目が「女教皇」正位置だった場合、あなたはBさんにどんなアドバイスをしますか? 図像が伝えること=図像が行っていることを読み解き、行動の指針や心構えを伝えて下さい。   占的が「Bさんは今ここでアルバイトをやめるべきか否か、Bさんを含めた周りのみんなのために取るべき行動は?」、長いですね! これがビギナーさん向けです。 たとえばここで、「Bさんはどうしたらよいでしょうか?」「Bさんへのアドバイスカードは?」てな程度の占的でもって一枚引きから行っちゃうのもありなんですが、、まだちょっと雑なんです。その雑さが、追々災いしてくるので、筆者の苦い経験を踏まえて少々まどろっこしい書き方をしております。 ビギナーさんの段階では、むちゃくちゃていねいに占的を立てていただきたいのです! ことばで言えば「ら抜き言葉」を使わないっていうイメージですね。 他にはたとえば、幼稚園児未満の小さい子に、なぜ赤信号のときは横断歩道を渡ってはいけないのかその根拠をわかるように説明せよと言われたような感覚でもって、タロットへの問いかけ文書を作成してみていただきたいのです。タロットさんは人間の言語や人間社会の常識、またその中でのあなた独自の価値観までも熟知した存在ではないからです。 単に「どうしたらいいでしょう?」では、返答に困るタロットさんなのです。あなたも、「調子はどう?」って聞かれてもなって思うように。 たとえばBさんとは違って、「他の人なんかどうでもいいです、自分さえよくなればそれでいい」という相談者が来たとしても、「他の人って誰ですか?あなた以外の全人類ですか?」「よくなればって、どうなるのがよいことになるのですか?」タロットさんは聞きたがるものなのです。この辺を踏まえていただければ。 今回問うているように、Bさんが言っている「バイトを辞めるか否か」も含め、またBさんが振れている他の登場人物さんたちとのことも含めた、Bさんの心のもち方や行動について、その「どうしたら?」に毎回しっかり肉付けして、占的の文書を作り上げましょう。当面は文書で書き起こしたほうがより身につきやすく、慣れてくれば頭の中で構築できますので、自然にできるようになるまでは明文化=文書化しましょうね!   さてさて解答例は?   P.33 Answer&Point ~解答と解説~ お願い☆ ここでは「解答例」より、その下の「Q……解説」のほうをしっかりを読んでくださいね! 書籍の「この本の使い方」P.16にもあるように、解答はあくまでも一例です。あなたの答えと一致している時、していない時、様々でしょう。むしろ「一致」は少ないかもしれませんね、ゼンゼン気にしないで! 人の数だけある解釈だからです。 「Q……解説」のほうでは、その解釈がどこから来ているのか明確にわかるように、全章で「キーワード」からどのように表現を広げていくかをお伝えしています。   それにまた別の占的で、この「女教皇」が出ればまた別の解答が導き出されるでしょう。 それでは今回はこれにて! また、「女教皇」以外のアルカナが出た場合を、こちらにまとめましたので、参考になさってください。 占的は、P.32の練習問題で立てた下記の通りそのままです。 「Bさんは今ここでアルバイトをやめるべきか否か、Bさんを含めた周りのみんなのために取るべき行動は?」 ※受講生さんページでPDFファイルでダウンロード可能となっております。 ま、あまりご自身の解釈が「正しいのか?」という頭にならないでOKです。基本がつかめているのなら、間違いではないでしょう。より、使える表現、役立つ表現、そんなものをお伝えしております。 何か観たことがあるドラマの中のセリフで心に残っているものがあります。実際口に出して言う人はいないだろうが、案外心中でそう思っていがちかもですね。解釈レッスンの際に、心に留めておきたいものです。 自分がいつも正しいと言っている人間は成長を止めたと言っているのも同じです

タロットマスターはトコトン一枚引きを練習する!

はじまりは、ブルースリーの名言でした 私は1万種類のキックを1回ずつ練習した人を恐れない。しかし、1つのキックを1万回練習した人を恐れる。 この「1万種類」→「タロット78枚全部のカード」に、「キック」を「一枚引き」に、置き換えてみましょう 私はタロット78枚全部のカードの一枚引きを1回ずつ練習した人を恐れない。しかし、78枚それぞれの一枚引きを1万回練習した人を恐れる。 なんと! タロットリーディング習熟の極意に早変わりするではありませんか。。 一枚引きを一巡して78通りやったらハイ終わり、ではなく。 なおもテーマを変え、占的を変え、相談者のタイプや背景を変えた想定で、その一枚を何度も改めてリーディングするというトコトン一枚を読み込むレッスンが、今となれば筆者のベースになるもの。 この一枚引きの練習、初回にやるのは当たり前でしょうが、二回目、三回目あたりまで立ち止まってしばし、お時間使っていただきたいところではございます。 最終的に十枚のアルカナを繰り出すケルト十字とて、所詮は一枚引きの集合体です。 一枚の次は、二枚のクロス展開、三枚のトライアングル・・・五芒星、六芒星・・・徐々に上がっていくスタイルはこれまでと変わりませんが、習熟には個人差があります。何回やれば次の展開に進めるという四角四面のテキスト主体の講座ではなく、タロットに触れて、感じて、そこから何が変わっていくのか、どう変化が起こせるのか、実生活の変かもまた見届けていただければ幸いなことです。 *国書刊行会「マルセイユ・タロット教室」を読み進めながら、一か月に一度まずはあなた自身のこと、身近な人のこと、一枚引きで占いながら、まずは「占う」ことに慣れていきましょう。   そもそも「占う」ってどういうこと? ビギナーさんは本業があって、そんなに毎日毎日タロットに触れられない方もいらっしゃいます。 「占う」という行為自体をご自身のモノにしていただくには、ひんぱんではないけれいども、そういったむしろじっくり腰を据えて取り組めるチャンスのつかみ方といっしょに、タロットカードという卜術の道具を使いこなしてみていただきたいもの、これはよい卜術修得のレッスンにもなります。 自戒の思いで述べさせていただければ、何でもかんでもタロットを繰り出せばいいというものではないからです。。ご周知のことかも存じますが。 なおも、タロットカードは、人生に息吹きを与えてくれる道具です。 自信を持ってお伝えするからには、ご自身の人生に輝きやゆたかさがもたらされて然りというところまで、サポートしてまいります! ★受講お申込み時に、今現在特に悩んでいたり不安を抱えていらっしゃることがありましたら、どうぞお心をオープンにしてご明記いただければと!   マルセイユタロット・マスターコース~心と身体と精神の旅~ のお申込みはこちらから ※教本 国書刊行会「マルセイユ・タロット教室」の通販はこちらから [stripe_shortcode button_id=”buy_btn_1Plru1LWKipMGrO2Qnf4tVZI” publishable_key=”pk_live_51HoRt1LWKipMGrO2TaeGlBZtCQQN4oP9LPapre2UKwsSpvllC9lIZjWr6E3jjHr8ZfBYDqLUhjW7FOUin8wpyALY00cAQ79jb9″]  

マルセイユ・タロットが伝える「魂の擬人像」

魂とは何なのか? 心のままに、感情のままに、意のままに・・・どれも、それぞれに異なります。 それを扱い分けることができる、それだけでも、「タロット」はすぐれた開運ツールです。 詳細は「マルセイユ・タロット教室」p.284~285前後を集中的に読んでみてください。 似たようなカードも並べてありますが、まったく対応が変わってきます。 「魂のままに」というメッセージカードがあること、これがマルセイユ・タロットの最大の特徴と言ってもよいでしょう。   魂に火をつける! どこかで聴いたような、いわば使い古されているフレーズかもしれません。 しかし、これほど強いものはないでしょう。これが、様々なものを乗り越える原動力だからです。 熱を失った人は、生身の温かさを欠いてしまった人は、最終的に落ちるところまで落ちてしまいます。 まだその、人の心が残っている内が華。共にマルセイユ・タロットで、生きる意味を、探し出してまいりましょう。 それはその時その時、具体的にピンポイントで示されるもの。毎回毎回、異なってもまいります。 今日も明日も、明後日も、いついつまでも、あなたの魂を感じて、生きていかれますように!