占い関連用語集
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【あ行】
■あるかな-英語arcana(伊arcano)
現在では、タロットの絵札はアルカナと呼ばれます。アルカナ/arcana(イタリア語ではarcano)は、「不思議な、秘密」を意味するラテン語に由来しています。
大アルカナ/greater arcanaは寓意的な象徴画です。小アルカナ /lesser arcanaは4種のスート(棒、剣、杯、貨幣)に分けられ、各スートはそれぞれ14枚で構成されています。いわゆるトランプのように、4種のスートごとにACEから10までの数札と、王、女王、騎士、小姓の人物札4枚で構成されています。
この小アルカナの騎士と小姓が一体化してトランプのジャックになったとか、小姓が抜け落ちて騎士がジャックになったともいわれています。
■うらない-占い
広辞苑によれば、吉凶をうらなうこととされ、これに相当する英語は fortune-telling。予言・予知(prediction)や霊感(inspiration)とは区別されるべきものと考えられるが、一般的にはいっしょくたに認識されがち。おそらく起源は同一なのではないかと考えられる。現代社会においては、個々の私見は様だが、一様に精神性の強いものと考えられている。
現代人は、未来予知的な要素を求めてではなく、日々の指針を求めて、占術家の元を訪れる傾向。占う側と占われる側との相互の努力次第で、カウンセリングやセラピーにも匹敵する成果も期待できるものとされている。
占いには大きく分けて、命術(めいじゅつ)、卜術(ぼくじゅつ)、相術(そうじゅつ)三つの分類がある。日本においては、東洋占術、西洋占術の二大分類も重要視されている。
■うらないし-占い師
占いをする者、占いを職業としている人を指すことが多い。占術家(せんじゅつか)。
現在は、スピリチュアル・カウンセラーなどとも自称する占い師が多い。
■えき-易
卜術に属する、東洋占術の一種。
筮竹(ゼイチク)を用いて占断する。十干、十二支との関わりが強い。儒教的な観点で解釈がなされる。哲学的な要素があるのも特徴。
■おかると-オカルト(いんぴ/隠秘)
近年アルカナ「隠者」に描かれている老人は、隠秘(オカルト Occult)の達人、熟達者を示して描かれることが多いようです。
そもそも隠者とは、俗世間との交わりを絶ち、隠遁生活を送りながら精神修行を積む行者を指すことばですが、ここから西洋の「オカルト」に相当する日本語の「隠秘(オカルト)」が導き出されたのでしょう。隠秘とは、文字通り、隠された世界の神秘を論じる分野の総称です。現実、日常とは一線を画する目には見えない不可視の世界、心霊、魂、宗教を扱う、いわゆる精神世界と呼ばれる領域だと考えてよいでしょう。超常現象という分野も含まれ、魔術、錬金術、占星術を時に含みます。
古代ギリシアにおいて、「ヘルメストリスメギストス Hermes Trismegistus」という架空の存在が、新プラトン派により生み出されています。エジプトの学問の神トートと、ギリシアの知恵の神ヘルメスの融合として、ヘルメスよりも三倍賢く偉大なる者と命名されたこの存在を、今日では、隠秘学の元祖と見なす人も存在しています。そしまた、ヘルメストリスメギストスにアルカナ「隠者」を見るタロット研究家もいるようです。
【か行】
■がいせん-街占
街中で人を占う仕事のこと。露天商の一種と考えられる。その土地に関連の強い非合法的組織との接触が避けられないため、占術家の中には、弟子に街占を禁じる者も多い。
■きがく-気学
命術に属する、東洋占術の一種。十二支
■きゅうせいうらない-九星占い
命術に属する、東洋占術の一種。九つのパターンの運気の波で占断される。方位を占うことができ、巷では大変人気がある。
■けつえきがたうらない-血液型占い
新興占いの一種。A、B、O、ABの四つの血液タイプで、性格傾向を占断する。 あくまでも新興占いであり、占術学校でこれが専門的に扱われることはない。
■かんじょう-感情
英語の訳は emotion 。心と同義で扱われるが、より主観的で流動的な部分を指す。心の中で何かを感じる部分。対義語は理性。
■こころ-心
英語の訳は mind。人間の、感情と理性とを合わせた、何かを感じたり、思ったりする部分。ひとりにつきひとつの心があるとされ、人格・人柄を司るものともされる。
【さ行】
■さんめいがく-算命学
命術に属する、東洋占術の一種。どのような性格や器を持って生まれたかを推しはかる占法。
■しちゅうすいめい-四柱推命
命術に属する、東洋占術の一種。中国起源で、もともとは戦いに用いられた戦術でもある。生まれた年・月・日・時間の4つのデータを用いるためこう呼ばれるが、他の多くの命術でもこれらの4データは使用される。
■しびとすう-紫微斗数
命術に属する、東洋占術の一種。人生をテーマ別に、全123分類しそれぞれのパターンで人間をとらえていく命術。
■じゅうにせいざうらない-12星座占い
命術に属する、西洋占術の一種。ギリシア時代に確立され、占いの中では最もポピュラーと言える。12ヶ月で一巡する天体の軌道により占断する。黄道十二宮、ギリシア十二神と深く関わる。正式名称は西洋占星術。
■すうひじゅつ-数秘術
新興占いの一種。数値により占断する占法。
■すぴりっと-スピリット
精神。精神性。英語の訳は spirit。体液という意味もある。
■すぴりちゅある-スピリチュアル
精神的な、精神性の を意味することばだが、霊性、前世、来世を扱う分野にも適用される汎用性の高い形容詞。
■せいしん-精神
英語の訳は spirit。人間の肉体に対して、内面を表す。心、感情、理性、霊性の総称。物事を感じたり、意識する力。
■せいしんせかい-精神世界
目には見えない不可思議な領域を扱う分野。超能力、心霊から、宗教や神秘思想までも包括することがある。占いもしばしば含まれる。
■せいめいはんだん-姓名判断
相術に属する、東洋占術の一種。日本では、表記された名前の画数で占断される。ちなみに、欧米人の名前は、アルファベット等の文字とそれに相当する数値で占断する数秘術が用いられる。
■せいようせんせいじゅつ-西洋占星術
十二星座占いの正式名称。
■せんせいじゅつ-占星術
天体の軌道を用いる占法の総称。
■せんだん占断
占いによって、物事を判断すること。実際には、占いをする人により、占断が変わってくるケースもある。
■せんぽう-占法
占いの方法。占いにも様々な種類があり、その方法による分類。東洋占術では、命術、卜術、相術の三法をそれぞれ使い分けながらひとりの人を占断する。西洋占術においては、命術と卜術の2つの占法が併用して使われる。命術、卜術、相術のいずれかのみを使用するだけの占いでは、プロの仕事とはされない。
■そうじゅつ-相術
見た目の状態、形状、現れている姿、有り様によって占断する占法。手相、人相、家相、風水などがある。姓名判断で画数を占断することも相術に属する。
【た行】
■たろっと-タロット
14世紀イタリアで発祥した占いの道具。占い用のタロットは勿論、観賞用・コレクション用のものまで幅広く、様々な絵柄のタロットが出回っている。メジャーなタロットの製造会社は驚くほど少なく、世界で数えるほどしかない。イタリア、フランス、スイス、ベルギー、合衆国等のメイカーが有名。イタリア・フランス辺りには、マイナー・メイカーが探せば結構あり、自主製作レーベルも急増中。日本には純然としたタロットメイカーが存在しておらず、各出版社が企画ものとして扱っている。
■たろっとうらない-タロット占い
卜術に属する、西洋占術の一種。タロットという道具を用いる占法。上級者になると、伝統的なタロットを用いることによって、西洋思想の中核をなすヘブライズムとヘレニズムの観点から哲学的な解釈が可能。
■てそううらない-手相占い
相術に属する、東洋でも西洋でもポピュラーな占法。手のひらに表れている線、および、手指の形で占断を下す。
■とらんぷうらない-トランプ占い
卜術に属する、西洋占術の一種。トランプを用いる占法。
【な行】
■ないぞううらない-内蔵占い
動物の身体を開き、その内臓の状態で占断を下す方法。相術の一種。古くは、ローマ・エトルリア地方が起源で、王侯貴族に仕える占い師により国政の行方が盛んに占われていた。卜術の起源とも見られている。
【は行】
■ぼくじゅつ-卜術
道具を使って、その出目で占断する占法。卜占(ぼくせん)。タロット、周易、気学、奇門遁甲などがある。
■ほしうらない-星占い
天体の軌道を用いる占法。西洋占星術のくだけた呼び名。
【ま行】
■めいじゅつ-命術
生年月日を用いる占法。各自が生を受けた時間的なポイントにどのような意味があるのかを象徴的に解釈する占法。決して、統計的に占断を下すものではなく、象徴学的、解釈学的な要素に富むもの。西洋占星術、四柱推命学、紫微斗数、算命学がある。
【や行】
■ゆうれい-幽霊
死後、肉体から魂が抜け出て一種の人格を持った存在。通常は、肉眼では見えないものとされる。
【ら行】
■りせい-理性
人間の精神性の一部。考え、思考する力。事実や情報をもとに価値判断下す心の働き、場合によっては脳の働き。知性、知力、学力に通じていく。対義語は、感情。
■れい-霊
人間の精神性の一種の「霊性」を指す場合と、「幽霊」を指す場合とがある。
■れいかん-霊感
肉眼では見ることができない事柄を感知し得る精神的な力。死後の世界や仏や神と関わることができる特殊な能力を指すことが多い。英語の訳は inspiration だが、インスピレーションは一般に「直感力」と認識されており、「霊感がある」という表現は、単にカンが鋭い程度のことなのか、実際に霊を呼び出す降霊術などを手がけることができることを指しているのか、よくその真意を確かめる必要がある。
■れいかんしょうほう-霊感商法
死後の世界や仏や神を意識する顧客の精神性を巧みに利用し、物品を購入させる手口。
■れいせい-霊性
肉眼では見ることができない事柄を感知し得る精神的な力。死後の世界や仏や神を意識する精神性を指す。
■れいのうしゃ-霊能者
死後の世界や仏や神と関わることができる人。それを仕事にしている人。特定の死者の霊や神を呼び出す降霊術や儀式などを執り行う。日本の霊山として知られる恐山のイタコと呼ばれる霊能者が有名。現代社会においては、占い師と霊能者の区別がつけられていないことが多々ある。