動画「タロットマスターコースへようこそ!」の解説
お題:大学のゼミに行きたくない・・・サンからのご相談
ご相談内容「大学のゼミに行きたくない・・・教授から半ばいじめに遭っているよう。自分なりに本気で研究したいことだったけれども、半月ほど学校にすら行っていません。もうやめようかと。。」
こう、とつとつと、ご相談されることも多いわけです。
「~を占って!」と明確に指示をされることよりも、うだうだとした状況とお気持ちを語られることが多い中で、的確に占的を定めていくのが占師の仕事であることを伝えております。
だから今回はそのうだうだを丸ごと占ってみる、というケースで一枚引き、この状況下でのアドバイスカードの解釈の仕方ですね。
一枚引きで「愚者」と「魔術師」が出た場合
動画では「魔術師」から行っていますが、この2枚をいっしょに練習することで、ビギナーさんにはよりタロットに触れていただけることと読み解きのさじ加減がつかみいやすいメリットが少しでもあるかと思います。
いずれにしても、「絵柄」のままに!考え、行動してみたいところです。より具体的なことばで、相談者を導く必要があります。「書籍に何が書いてあるか」ということより、この授業のときにその人それぞれに「どんなことを心に思い描き、ことばにしてみたのか」を心のひきだしから探り出してみていただきたいのです。そのためのワークブックでもあります。
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「愚者」
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うだうだしている相談者さんを肯定していると言ってもいいのでしょう。まだ若い、色々な可能性を秘めているご相談者さんでもあります。ひととき、フラフラしている時期があってもよい。動画でも伝えているように、登校拒否児に無理強いして学校へ行かせるのもどうかというところがあるものです。ただ、危険もはらんでいる状況ですね、そのまま何か月も過ごしてしまえば単位を落として留年なんてことになりかねません。タロットという卜術は長期間のことを視るのには適していません。長くて3か月などと言われていますが、正直悠長に感じています。すでにもう半月程学校を休んでいるわけでもあり、井上の提案では、このフラフラあともう半月をリミットとしませんか?なんて伝えてみたいところです。結果、またさらにどんなことをタロットに問い、一枚引きを続けていくかという流れになります。
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「魔術師」
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やはり学生!といったイメージです。「愚者」が出たときよりも、軽傷なのかなという感もあり、まずは登校を再開しませんか?とおススメしたい。そのためには「ゼミで何があって、教授や仲間とそこでどうなっているのか」もっと自分でしっかり話せるようにもなって欲しい。話せるようになったら、かんじんなその人たちと向き合って話してみて欲しいと、その練習をしに鑑定に来ている、そんなつもりで、これまでのこと、これからのこと、お気持ちを聞いてみたいと、井上としましては対応するでしょうかね。「本気で研究したいことがある」とも仰っていて、その一点に集中するというのもアリでしょう。それは、そのゼミでしか、その大学でしかできないこと? どこに居ようとその方なりに勉学を進めていただきたいとも強く推します。そういう中で、実はもうこの学校に魅力を感じられない、どうしても辞めたい、そんな思いが強くなってきたら、転校もあり。結構、1年で辞めて他校を受験し直したなんてケースも見させていただいたことがあります。同じことにならないように、学校のことゼミのこと教授のこと、情報収集してカレンダーと突き合わせながら計画的に進めていきましょう。と言った感じですね。
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タロットは魔法のスイッチではありません
「どうしていいかがわからなくなっている」方には、このように、徐々に詰めていくことになるでしょう。
たった一枚のタロットで「こういうときにはこう解釈する」というパターンほどこわいものはありません。そのパターンは必ずくずれる時が来ます。そこで打ちのめされても、なおも役に立つ道具、それがタロットです。
ヘンに依存せず、占術道具としてのタロットを使いこなせるように。ここをめざしましょう。
あなたが自転車に乗れるようになった時のことを思い出して。多少は転んだことでしょう。
また占術の学校で学ぶとなれば、教習所で自動車免許取得というイメージでしょうか、職場での率先力となるようなプロフェッショナルな力、一定期間練習すれば自ずと身につく力です。教官にもよるでしょうが。
ぜひ共に、いっしょに学んでまいりましょう☆彡