国書刊行会「マルセイユ・タロット教室」のご案内
生きづらさを抱えている現代人に
人生の根幹的な問題にぶつかった時に、打ちのめされることがあるでしょう。
私が私であるという現実はもう変えることができません。
しかしながら、一体誰が好き好んで自身に生まれてきたのでしょうか?
中には、母体を選んで生れ出た時の記憶があるという方もいらっしゃいます。
人それぞれでもあり、個々にお腹の底から納得できることが重要になってきます。
今生のことだけではないのだと、そうマルセイユ・タロットは語りかけてくれます。
今生とは、この世、この世に生きている間、現世という意味です。現世に対してあるのが前世と来世です。
誰もがその人という大河ドラマの主人公です。先祖がいて親がいて歴史があって、多くの人たちの流れの中で、生かされている自分を感じ取ってみましょう。血縁ばかりではありません。あなたもやはり、あなただけではない、枝葉のように広がる連鎖をつなぐひとりなのです。
今自分ができること・・・何かもう一つ道筋が見えてきそうには、なりませんか? その思いの延長で、繰り出すのにふさわしいマルセイユタロットです。
どう生きるかというよりも、生きてさえいればそれでいいのかもしれませんね。それがただ来世につながるおのずと宇宙の一歯車と化すのでしょうから。
まずは、一枚のアルカナを引いてみることから
国書刊行会「マルセイユ・タロット教室」では、各アルカナをどう読むかという解説文が「一枚で解釈してみよう」という項目からはじまっています。
これは筆者からの生きづらさを抱えている方たちへのメッセージでもあります。
本書執筆中、度々若い世代の方、また著名人の自死のニュースが飛び込んできては心を痛めました。中でも社会に衝撃を与えていた神奈川県座間市で起こった9人の自殺志願者が被害者となった事件には考えさせられるものが。
死に向かうエネルギーを生きるための力に転換することは、たやすいことではありませんが、本人の意識でできることです。衝動的なそのエネルギーのままに、誰も流されて欲しくはない。。そういう思いから、書き記した未来のある皆さんへ、どんな苦境にあっても生きて、生きましょうというエールのメッセージです。
重い話になってしまいましたが、実際のタロット講座・お教室では、このマルセイユ・タロットの絵柄は非常にユニークであると、微笑ましい気持ちが呼び覚まされると言ってくださった方もいます。アドバイマスは「ケセラセラ」ですねと、マルセイユ・タロットの特徴をつかんでは明るく話してくださる方もいらっしゃいました。
近世ヨーロッパの大衆文化らしい、たくましく生きぬく術を伝えること、これがこのアルカナの得意とするところです。
あなたの前世と来世を応援する、そんなサブスクの会としてご利用いただければ幸いです。
どうぞ何なりと、タロットを通して見つめ、発想をわかちあい、今生の糧といたましょう!
はじまりは、ウェイト・タロットでした
★札構成がそもそも違っている。「愚者」にゼロが振られているウェイト・タロットは、ゼロから21まで22枚の大アルカナと小アルカナとで構成されていることになりますが、マルセイユ・タロットの「愚者」は、番号なしです。フランスの文献をtたどる中で、やはりこの札をアルカナには含めないという考え方もあることを知り、同時にこの札が「魂の擬人像」なのだというフレーズにつきあたりました。
現代人向けにわかりやすくアレンジされたウェイトとはまた違った、古きゆかしきタロットの本質的な魅力やパワーといったものを、タロット愛好家・研究者としては、掘り下げてみずにはいられなくなり! がしかし、そこから探求は優に5年越しの大作業となり、時間との闘い、経済的な闘い、時には実生活に滞りが生じたり、心身に影響が出ることもあり、長い年月となりました。そしてまた新たな聖杯伝説を疑似体験してゆくことなのでしょう。。!
そもそも魂とは何なのか?
マルセイユ・タロットを模索する旅の最後の最後で、この答えにたどりつきました。P.274-275「愚者」の項目に書かせて頂いているので、ぜひ、そこから読み進めてみてもいただきたい!
細かいことをうだうだするより、直接書籍を、、せめてこちらにて、お読みいただければ幸いです。
魂に火をつける!
なんて、どこかで聴いたような、いわば使い古されているフレーズかもしれません。
しかし、これほど強いものはないでしょう。これが、様々なものを乗り越える原動力だからです。
熱を失った人は、生身の温かさを欠いてしまった人は、最終的に落ちるところまで落ちてしまいます。
まだその、人の心が残っている内が華。共にマルセイユ・タロットで、生きる意味を、探し出してまいりましょう。
それはその時その時、具体的にピンポイントで示されるもの。毎回毎回、異なってもまいります。
今日も明日も、明後日も、いついつまでも、あなたの魂を感じて、生きていかれますように!
心/Mindは、今自分で感じることができます。精神/Spiritは、もっと理屈っぽい部分でしょう。
そんな風には普段は感じ、考える部分よりもっと深く底に沈んでいる魂/Soulという部分。
人生の要所で重要になってくるのが、この魂/Soulです。
魂の叫び、魂の歌、あなたの魂の声を聴くには、それを呼び覚ます必要があります。
同じ魂をもった仲間たちが、異なる層で、あなたを見守ってくれているということも、受け入れていただければ!
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在庫がない場合は、国書刊行会にてお願い申し上げます。
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