ウェイト・タロットの伝統
タロットと言えばまず二大流派として、マルセイユ版、ウェイト版の2つが上げられます。「版」というのはひとつのタロット「セット」を表すようなもので、いつ誰が命名したのか、1600年代に入ってきた日本に入ってきたカルタ、トランプ、そしてタロットと、続々と流入してきた関連アイテムが国内で広まり、親しまれていく中で次第に派生し、定着したことばなのでしょう。
タロットになじみがない方には「マルセイユ版」「ウェイト版」と言っても・・・「?」何のことやらになってしまうでしょうということで、それぞれマルセイユ・タロット、ウェイト・タロットということばも本サイトでは併用してまいりますね。とは言え、海外では「マルセイユ・タロット/ THE MARSEILLE TAROT もしくはTHE TAROT OF MARSEILLE」「ウェイト・タロット/ THE WAITE TAROT 」が標準ワードです。
さて、現在のタロットの標準=スタンダードとされるのがウェイト・タロットです。
神秘思想研究家アーサー・エドワード・ウェイトにより作成され、彼の名前にちなんで「ウェイト・タロット」「ウェイト版」、もしくは、発行元のライダー社(Rider&Company)にちなんで「ライダー版」「ライダー・ウェイト版」という呼称で世に親しまれています。
1909年初版のウェイト・タロット
THE ORIGINAL OF THE WAITE TAROT in 1909 ©U.S.GamesSystem.Inc.
上の画像)ウェイトが所有していた原版が、正式な「ウェイト版」とされています。ウェイト没後は、ウェイトの愛娘、シビル・ウェイト/Sybil Waite が版権所有者となり、現在はニューヨークのU.S.Games社が版権を取得しています。
現在広く出回っている黄色い箱のウェイト版Rider-Waite® Tarot Deckは、1971年にU.S.Games社が刊行を開始して以来、今に至るまでなおも再販され続けている驚異的なタロットなのです。
当社オリジナル日本語解説書付ウェイト・タロットがおススメです。
もちろん、当社はU.S.Games社の正規取引店として2000年以来おつき合いさせていただいており、取り扱い商品はすべてメイカーの正規品です。
スタンダードな黄色い箱のウェイト・タロット
上記よりも色味が褐色を帯びクリーミーな
スミス・ウェイト・センテニアル・タロット
上記のボーダーレス・エディション=絵柄の枠なし