2025年5月17日土曜日11時のアドバンスクラス後記
11時~西洋占星術の部
※第三土曜日の井上セミナーと読んでいたのですが、日程表に「アドバンス」という表記で公開されていることを発見。以降「アドバンスクラス」でお声がけしてまいります。
11時から開始。6月の経過図について、6/11に木星が巨蟹宮へ移行し、6/23には太陽が同宮に追って入宮することなどを中心に。
その際、白羊宮のはじめの付近に土星、海王星が、冥王星が宝瓶宮のやはりはじめの付近に停滞することと、6/18には火星が獅子宮から処女宮にはいって18度まで移動することを加味して、天秤宮~磨羯宮までの4室の空き具合など考えると、たとえばトランプ関税騒動などはやはり落ち着きを見せるのではと。
双児宮22度の位置に太陽がある彼の出生図なども考えると、彼にウクライナ・ロシア間でのまともな調停役を期待することもやぶさかではなく、6月は経済と調和的な流れについてひとつ花が咲くようなムードを読み解くことも可能かと。
その後、改めて米トランプ大統領、ウクライナゼレンスキー大統領、露プーチン大統領の出生図でひもとく練習を。
- トランプ氏
- ゼレンスキー氏
- プーチン氏
たとえば、彼らを彼らの出生図からひとことで表現すると・・
- トランプ大統領は二転三転
- ウクライナゼレンスキー大統領はガンコ
- 露プーチン大統領はせっかち
などと「瞬時にひとことで際立つ個性を表現してみたりできること」も大切な作業。
実際の鑑定の場で、どんなに小惑星までずらっと並べた詳細な出生図を表示したところで、また、それぞれの座相を正確に詳細に論じることができようが、まずは目の前にいらしてくださっている相談者のニーズ次第なのですが、
通常は端的に「どういう個性をもっているのか」スパンと伝えて合意が取れたらハイ鑑定スタートという流れが求められますので、それができないと意味がない。ただ表現はポジティブワードがさらによい。
たとえば下記のような表現がよりよいのでしょう
- 米トランプ大統領は多様性に富む
- ウクライナゼレンスキー大統領はブレない、しかも美しい
- 露プーチン大統領は長期戦に強い
目につくところは?などとうかがってみると
- 不動宮が多くガンコ
- 太陽・金星180度の火星ではげしい気性
- 90度が多く試練が多い
等々人によってやはり気になるところはそれぞれなので、自分の読み方、解釈、感覚をシェアし合うという作業は不可欠でしょう。
タロットもそうですが、気になる一か所だけで突っ走らない。
- 最初の印象
- ↓
- 各部を詳細に
- ↓
- 総合判断
という定式を大切に。ワガママ勝手な読み解きがつまづきの原因だったりします。私自身にももちろん、気づいたことにご意見ご指摘伝えていただいております。必ず毎回新たな発見があるはずです。積み重ねが必ず現場で生きてきます!
さてさて著名人の出生図については、ネット検出できる既存のプラシーダスチャートに依存するところも出てこようかと。ただ、各所でチャートがゆらぐこともある。たとえば、アセンダント、月の位置、この2点が不安定になりやすいわけですが、この2点が占断にどうしても必要不可欠な感受点ではありませんので、そういうときはもうゆらいでいるところは観ない。こういうところからもプラシーダスチャートの不完全さにとりつかれるわけですが。いずれにしても、アセンダント獅子29度で白熱する必要はありません。
露プーチン大統領:太陽in天秤宮ということだけではなく、オーブをとりながら4つの星が集合を見せ、蟹16度の天王星と90度を成すところで、太陽in天秤宮「衰」を持ち出してもよいのかなとも・・・ですが、傷口に塩を塗るようなコメントにもなりますね。報道を通してのプーチン大統領の言動から呼び起こされる先入観に満ちたリーディングなど、だからつまりウクライナに対する軍事侵攻発生後の後づけ的なリーディングなんてものは、無責任なことはなはだしい。等々そういったことも踏まえて、著名人のチャートを取り扱わせていただきましょう。
12時~ 5月19日土曜日卜術 タロットの部 展開記録
ついでながら4月19日土曜日11時の部の後記・展開記録
占的「5月中の国内の地震について」
諸々気になる点などもないわけではありませんが、「まあだいじょうぶそうですね」と締めくくりました。
5月は、冥王星と火星が対角を取るというもう少し緊張感があったかと。
6月については卜することはありませんでしたが、本来はやはり二術で観ておくべきことでしょう。
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